初体験(はぁと
あっ今回は長いですよ。
この前PIXIVの企画でレヴューした、
うちの東京マルイのP90TRがマルファンクション*1しちゃいました。
マガジンのスプリングを調べたり、インナーバレルなどを綿棒やキムワイプで掃除したけど異常はなく、
どうやらバルブが動いてないようなので、
意を決してギアボを開けてみる事にしました。
今まで、ギアボの分解は「まぁ、何か問題が起きたらすることにしよう」と
適当な部品の資料だけ用意して分解はしたことは無かったんですわ。
なので電動ガン初分解です。これ。
メカボックス固定パネルを外し、後ろから静かに揺するように、ゴトっと。
どうも、Ver6メカボックスでございます。
普通のメカボだとグリップ部にモーターハウジングがあるのですがP90は真横についてます。
このトップカバーがうまく取れなかったのでYoutubeで「Marui Ver6 disassemble」 と検索。
マイナスドライバーを淵に当てて少し叩くと、苦労した割りにスルっと取れます。
しかしここからが問題。マルイのギアボには*型のいわゆるトルク螺子といわれるタイプのレンチが必要なんです。
はいっホームセンターでトルクレンチ買ってきましたよ。
こういう工具は持ってても損になりませんし安かったですし(290円)
逆転防止ラッチを押しピストンを前進してから、ピストンスプリングハウズィングにドライバーを突っ立て、ピストンがバウンドしないよう気をつけながら、ディスアッセンブル(ウザいな)。
原因はやはり、タペットプレート*2の破損でした。
なので、ANGEL社のピュアポリカーボネート製Ver6ギアボックス用を買ってきました(1500円)。
行き付けの模型屋で聞いたらすぐにありました。
透明度が高くて綺麗ですね。ちなみに純正パーツより3倍程度高いです。
コレで安心魔界神と、ギアボックスだけ組み直して試験的に動かしてみると、異常音がし、射撃後にギアが逆転しモーターが低く唸っていたので、これは危険と思い、すぐ見直したら、なんと逆転防止ラッチスプリング*3がギアに挟まれてぐびゃぐびゃになってたんですわ?お?
完ッ全にケアレ・スミス大佐*4ですね。
バネ鋼の弾性限界を超えたストレスが掛かり、もう原形をとどめぬほどに噛み潰されたスプリングを救う術なく、正直にPROMETHEUS製の逆転防止ラッチを買ってきましたよ。
簡単にバネと鉄の爪とシャフトとワッシャだけの部品ですが、焼結加工されてたりシャフトがクロムモリブデンだったりするので、1100円くらいしました。
どうせ高級品なので勿論ラッチごと換装しておきました。
青い部分が換装した逆転防止ラッチのシャフトです。
最後に全部の部品が正しい位置に装着されてることを(2回くらい)確認してから、やっとこさギアボックスの修理が完了しました。
かんりょー!
これでちゃんと動きますよ。
*1:言ってみたいけど本当は言いたくない銃器用語第二位:当社調
*2:よし、わかった説明しよう。これはタペットプレートだ。東京マルイが作り出した知恵の一つ・・・いや、部品か。人類が言う圧縮空気の強力なエネルギーを弾丸に与える英知で、東京マルイが我々に与えたものだ。フフーフフフ。見てのとおり、パーティングラインも無い美しいフォルムだろ?
*3:よし、わかった説明しよう。これは逆転防止ラッチだ。東京マルイが作り出した知恵の一つ・・・いや、部品か。人類がいうギアの逆転を防止する英知で、東京マルイがわれわれに与えたものだ。こんな説明で大丈夫か?
*4:赤点野郎Aチームのリーダー。答えあわせが必要なときは、いつでもやってくれ!