Waffenfabrik Kashima 鹿嶋工廠総務部

総合同人サークル「鹿嶋工廠」ブログ、第三次移転予定地です。

鹿嶋赦虹、同人誌即売会一般参加記録「踊る大東方線 The Comiket77〜東5〜6ホールを封鎖せよ!」

あー、あー・・・どうも。仕切りなおしまして鹿嶋赦虹です。
まず初めに、お疲れ様でした(拍手)!


今回、写真ないです。ごめんなさい。
今年中にカメラ買うんで許してください(あと365日もあるから何でも言える)。

戦利品?今回、12冊、でした・・・・今までで2番目に少ないです*1




さて、去る2009年12月30日、コミックマーケット77二日目の早朝未明
まだ太陽も見え無い国道を自転車で走る鹿嶋赦虹。
信号すら無意味な程、他の車が存在しない車道。
向こうに何があるか判らないほど閑散とした工業地帯の一角。

ギュンギュンと接点不良気味のダイナモを唸らせて、マシナライズされた工場が奏でる吐息のような金属の滑る清清しい音を感じながら、先の見えない自転車道をひた走る。
籠には、大切な物は何一つ入っていない大きな鞄。
・・・この時点では、大切なものは何一つ。



そうっと家を出てから15分後、ようやく市街地が見えてくる。
まだ月しか起きていない街を横目に、innocent starterを鼻歌る俺。
「夜明けの朱いそらにー・・・虹を描いてー闇も全て包み込むー・・・」

・・・誰も見えない感じない。
ただ鋭い風が俺の頬を切り取っていくような感覚と高ぶる心臓のみが、俺が何故ココにいるかを物語っていた。



23分後、id:nvsofts(以下、NV)との合流地点も兼ねている隣町の駅に到着。
電車に乗るのに何故、このような移動を態々するのか。
それは、この某隣町の駅の方が、近所の駅より約40分程始発が早いのだ。
例大祭などの場合は、このようなことをする必要は無い。

ちなみに23分でここに着いたのは自分的には最短記録であったが、
気合を入れるために髪を把ね、ガイナ立ちで同士NVの到着を待った。


因みに服装は独軍(ブンデスベア)山岳兵用ジャケットパーカー(なんだけれども、サイズが一回りでは利かぬほど大きいので、事実上ロングコート)に黒のワークパンツ的なもの(デニムって亜米利臭くて嫌いで、穿かないんですよ)、首にヘッドフォン、肩に空(から)の黒い鞄・・・という出で立ち。



それでNVと合流し、電車に乗った所で、気づいたことが一つ。
「何か・・・人多くね・・・?」
駅が進むにつれ、更に人数を増していく始発電車。
確かにそれは、半年前の同時刻よりもずっと多かった。



「なんだか・・・怖くなってきたんだけど」
堂々と弱音を吐く俺。

魔理沙かわいいよ魔理沙
と完全にスルーする同士NV。


彼のテンションは思いの外高いのであろう。
まぁ、半年に一回の祭典だからな。
だが、俺のテンションはなかなか上がらなかったのだ。
資金が異常に足りてなかったのだ。


乗り換えの拠点に着いたとき、そこに居た乗客のほとんどが立ち上がった。
其処が終点であるかのように。



そして東京ビッグサイトへのアクセスポイントの一つである拠点、新木場に到着。やはり・・・・違う、


多い。


二重にテンションが上がらないのでZEN X-Fi2で閣下から貰った某動画を視聴。テーニース!粉砕!
そして忘れていた東独略帽を装備。
日差しが強いわけではないから必要は無かったけど、識別用に。
統合ドイツ軍のジャケットに東独と言う時代錯誤感。

鈴仙と冷戦で何かギャグを言いたかったけど思いつかない。ごめん





・・・・で
待機列に到着。
ビッグサイトの巨大逆三角もさることながら、横の建設中ビルに据え付けられたクレーンに萌える俺。
「ねぇ、クレーンだよ!ねぇNV、撮って!あれ撮って!!」
カメラ的なものを持っていなかったのでNVにせがむ・・・・撮ってくれなかった。

夏コミより前のほうに並ぶ俺達。
やっぱりいつ来ても、此処に立つとスケール感の錯誤に襲われる。
眼鏡を変えたことで、半年前よりディテールがクリアに見て取れる

そこで暇つぶしにNVのT-01Aでお絵かきを楽しもうとT-01Aを強奪する俺。
何と考えも無かった俺はタッチパネルに指を滑らせ思考を暖まらせる・・・・・
・・・おくうハァハァ・・・


んでそれが、これ(はぁと
なんだか2009年最後の絵になってしまった。さっきの寅丸は、仕上げたのが数時間前(今年)なので。


眉と口なんかもう、なーんにも考えていない証拠。
待機列って漢字が描けてるのが奇跡だな。


徹夜組みのものと思われる朝御飯の芥も微笑ましい物に見えてきました。
カートに轢かれるのはホントマジリアルに勘弁ですけど。


そしてやうやく、戦 地 突 入
「最も凶悪なびっくり人幕」の中に潜ります。
・・・此処からが、鹿嶋至上最も過酷で残念極地な殲滅戦となったのです・・・

東ホールの約半分を掻っ捌く東方ジャンル。
東方は余りにも膨大な、ビッグサイトという戦場の歴史を、状況を塗り替えるに相応しい質量でここにあった。


元々サークル周回の戦術の違う俺とNVではあるが、今回の第一目標が「いえろーぜぶら」であったことから二人並んでしまった。
正直、一人並んで2セット買ったほうがよかったものではあるが、今回足し引きすると大変なことになるくらい、NVと俺に資金差があるためこの常套手段は危険だったのだ


俺「今回俺、壁は諦めるから!!」
NV「は!?じゃあどうするの・・・」
俺「ぶっちゃけ大手は、いつかどこかで買えるだろッ!!!」
NV「シルバーフォレストは?」
俺「昼前には多分弾切れるから、ガレリヤのトイレ近辺で会おうぜ!!」


・・・ぜぶらだけは、東方M-1だけは、年越しに見たかったんだッ・・・!!

 
 

 ゚

そうつぶやいて俺は島へダイヴ。



恐ろしい。
人ごみに慣れた俺でさえそう思えるLunatic

偽壁の島サークルさんの膨大な列・・・言葉を選ばず言えば動脈硬化的。

"人圧"が上がったり下がったり・・・
列が通ったり、行き交う人同士のベクトルが衝突して潰されるああー・・・

でね、3.4個目くらいの人間血栓に入った位かな?何か尻に違和感を感じるのね?
まぁそりゃ、この状況ですからどこが人と触れてようとおかしくはないなと思いつつ財布のあうポケットと戦利品を入れた鞄を抱え意識をそちらに集中していると、やっぱ尻に五本指の腹が等間隔に動く感触だったのね?
それまでの興奮が一気に冷めたね。
血栓から抜けるまでの数秒間、ずっと揉まれっぱなしでした。最悪です。
ネタとして描くために思い出していますがもう嫌です。嫌です。


それにしてもアレですか。ド××なうえに××の××な方ですか。ダメダメですね。
そんな犯人にこんな言葉を捧げたいと思います。

「君は本当に馬鹿だな。助平な上に馬鹿とはもう救いようもないよ。そして残念だったな、ハ ズ レだよ。」


・・・・スリ未遂だとしても俺は尻ポケットなんて不安な場所に財布なんて入れないからこれまた残念。

でもさ動けないし背後に首を回すのは怖い、いや女子の気持ちがわかったわ。
電車とか密室だったら声上げてたけどここはコミケだもんな。
生きた時限爆弾であるビッグサイトで、騒ぐわけにもだしな・・・
女の子の参加者はそんなリスクにも負けず、偉いぞ!


・・・・その後、準備会から「スリ・置き引き・セクハラ・盗撮に警戒せよ」との放送がありました。アレって件数としてカウントしていたら報告すべきことだったのかな・・・?






にしてもさ、サークルさん渡り歩くのに汗流してましたよ。冬なのに。冬なのに。


そして、某サークルさんの前で残弾切れが判明。
およそ午前(!)11時頃。

そう、丁度ハンマーが落ちた瞬間にカツン、って音がするくらい。
俺の財布にもスライドストップがかかるようになってれば解ったのに。




そして一度脱出し、NVと邂逅。


NV「お前と同じ服着てる奴多い・・・」
鹿嶋「・・・・!」
そうなんですよ。
ずっと、東に居ましたけど、終わるまでにブンデスベアのジャケットを六回くらい見ました。待機列でも見た。
流石世界一の同人誌即売会


このタイミングで、前回参加のイベから実戦投入を開始したスケブを今回も依頼しました
混雑は続いてはいましたが、少し緩んでからの方が良いと思ったからです。
然し・・・まだスケブは間合いのタイミングが計れません。誰か教えてください


何描いて頂くか聞かれた時に申し訳なさと緊張で「お、おまかせで!」って言ってしまいました(リアル汗
然し、素敵なぱちゅりーを描いていただき涙が出そうになりました。本当に。







スケブ確保のためNVから離れ、それから彼との消息が掴めぬ事数十分・・・否、1時間経っていた・・・か?

その頃であった。


緊急封鎖される第5〜6ホール間。
お台場で封鎖と言われたら、俺は今年からレインボーブリッジでなく東京ビッグサイト東5〜6ホールを思い出すことでしょう。


封鎖要員の方々、本当に御苦労様でした・・・!



NVのいそうな魔理沙島、霊夢島、フラン島、こいし島、天子島を捜索したが、いる気配が無い。
脚が亜鉛合金のようだ。痛い。

「連絡手段・・・」
今の俺には、公衆電話しかなかった。
良かった、105度数のテレカとか貰っておいて。


NVを補足し、座標をおおまかに設定すると数分でNVが現れた。
本格的に特小無線的なもの必要だよね・・・やっぱ


それからはしばらく、NVのオプションとしてショットを一切吐くことも無く島を巡っていました。即ちお荷物です。



状況終了後(約15時)、ファミマ国際展示場店の威勢に感銘をうけた。カッコいい。










結論・・・・鹿嶋赦虹は、サークル参加がしたい。
毎ッ回言ってるように感じるけど、やっぱり何につけてもサークル参加がいち早くしたいんだッ!!そのためにお金を沢山欲しいんだっ(今年の目標)!!ぎゃああ!!

*1:初のコミケ時はそれといった準備すらしていなかったうえ着いたの昼だったこと、あるいはその種の「覚悟」を持ち合わせていなかったためローゼンの同人誌一冊とパルテノンのアリスキーホルダーだけであった